Internet と広告について

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本文にはおおむね同意なんですが、コメント欄やブクマコメントにて一部どうなんだそれはという論調があり、気持ちがモヤモヤとしたためスッキリするために書いてみます。

 

広告が載っている記事でも面白い記事はたくさんあります

広告を見たい人がいることを考えないんですか?

こういう記事こそくだらない記事だと思います

こういうくだらないことを書くのはやめなさい。 

 

広告が載っている記事でも面白い記事はたくさんある、それはそうだろう。広告と記事の内容は連動してないからね。

が、「広告が見たい人がいることを考えないんですか」は意味が分からない。まず、広告見たいと思う人の存在が信じられないんだけども、5万歩譲歩して仮にそれがいたとして、その人はその人で広告見ればいいじゃない。記事中では「広告目当てな人と広告嫌いの人のすみわけが出来るようになって欲しい」と書いてある。棲み分けが出来たら、広告見たい人は広告見られるところで浴びるほど広告見ればいいと思う。この世から広告を無くせとは一つも書いていないのになぜこのような曲解ができるのか信じられない。やはり広告を見過ぎて脳の機能が(以下略)

 

そして、とどめに「こういうくだらないことを書くのはやめなさい」と来た。先ほども書いたが、棲み分けが出来るといいねという話がされていて、広告を撲滅せよとは書いていない。にもかかわらず、こういう記事を書くな、という反論は、1mm たりとも理に叶っていない。棲み分けて共存しようぜ、という提案に対して、いやお前らのような広告嫌いは滅びろ、と持ってこられたら、あとは全面戦争しかないではないか。やはり広告を見過ぎて脳の機能が(以下略)

 

広告目当てということだけでコンテンツの選別を行うのは非常に視野が狭いと言わざるを得ません。

結局それはインターネットの世界を狭くしていくと思います

カネを稼ぐ方法は広告つきの記事を書くだけではない。視野を広く持って、もっと稼げる仕事をしてはどうか。広告収入が主目的で、記事内容はとにかくアクセスが稼げればいいだけと思っているのであればなおさらで、そのような記事を読んでもこちらとしては時間の無駄にしかならないので、さっさと職替えをしていただきたい。

 

広告収入で運営されているサイトが存在するのにね?そんなサイトの広告バナーを非表示で読んでる場合フリーライドだと思うけど、そこは別に気にしない人なのかな?GoogleとYahoo使ったことないっていうなら話は別だけど 

ではまず WWW と HTTP という人類の歴史を変える仕組みを発明したティム・バーナーズ=リー師父に、あなたが今までにみたページビュー×1円を、感謝の気持ちとしてお布施してください。師父は、この仕組みを「社会全体への貢献を第一に考え、特許を一切取得せず使用料も徴収しなかった」のですよ。その上で自分の財布を潤すために小銭稼ぎすること自体がまずフリーライドなんじゃねえの? あとあなた録画したテレビ場組のCMを一度も飛ばしたことないんですか?

 

と極論で反論してみた上で、個人的にはスタティックな配置でページ全体の15%前後くらい広告が表示される程度なら別に許容できます。(このブログだって PRO ユーザじゃないので広告が表示されてるはず)

ようはコンテンツと広告のバランスの問題、見せ方の問題で、テレビで例えれば、番組5分ごとにCMが10分挟まったり、画面が9分割位されていて真中の枠だけが番組、あとの8枠はCMだったりしたら許容できますか?ということです。

ところがいつの間にかネット上では半分以上が広告で埋め尽くされていたり、クリック数 (ひいては広告表示回数) を稼ぐために大した分量じゃないものを何ページにも分割したり、スマートフォンに至ってはあからさまな誤タッチを誘導するための透明スクロールバナー広告など、「とにかく広告をクリックしろやゴルァ」という押し売り度合が限度を越えたものがあまりにもはびこりすぎて、我々の精神を蝕んでいるのです!!

 

ということで個人的には AdBlock ではなく、そもそもクロスドメインのものを勝手に読み込まないようにする Request Policy アドインをずっと愛用しています。これを入れておくと XSS とか CSRF も防げるので一石ふたちょう。もちろん最近は画像やCSSは CDN に置くとかのパターンも多いですが、ホワイトリストによる許可もできるので一石よんちょうくれ、いや二つで十分ですよ、わかってくださいよという感じです。

 

とにかく、広告自体の是非っていうより、バランスが大事ですよね、そしてバランス感覚ってみんな違うから、受け取り方や意見もみんなバラバラな筈なので、自分の意見で他人の意見を封殺しようとすればそりゃ当然に猛反発を食らうよね、というお話でした。