シェンムー3に対する期待
Shenmue 3 by Ys Net — Kickstarter
今回のE3プレカンファレンスにおいて、あの伝説のゲーム「シェンムー」の続編が突然発表され、しかもキックスターターでの資金調達を行うということでここ数日非常に話題になりました。
僕もすぐさま $29 バックしたんですが、あれよあれよというまに増えていき、なんと一日どころかおよそ8時間でゴールの200万ドルを集め、今現在はストレッチゴールを次々クリアして行っている状態です。
が、一部で、「開発費200万ドル」で足りるのか?というコメントもちらほら。日本円にして約2.5億円、初代シェンムーが50億~70億の開発費、IIが20億だったというのと比べると、確かに少ない!
ゲーム史的に見て、今現在大隆盛の「オープンワールド」のはしりというか開祖というか、今へ至る流れの源泉を作ったのは確かにシェンムーだったと思いますので、みなさん3にもその「壮大なオープンワールドシステム」を期待しているのかもしれません。
シェンムーが当時どれだけ新しかったのかはGAME・SCOPE・SIZEさんの下記のエントリを読むととてもよくわかると思います。
「偉大なる大失敗作」シェンムー・現代の「GTAシリーズ」「マスエフェクト」「スカイリム」などからの再評価: GAME・SCOPE・SIZE
ただですね、同じく E3 プレカンファレンスで発表された Fallout4 とか見るに、そもそも予算規模以前に、ここまであらゆる要素を詰め込んだオープンワールドゲーム作れるのって、もはやベセスダとかUBIとかの海外の大規模スタジオしかない気がするんですよね。
少なくともこのレベルのオープンワールド系ゲームが日本のスタジオから出ているのをおれは知らない。(龍が如くシリーズは未プレイなんですが)
マップを広くしたりだとか、ありとあらゆるコンストラクション要素を詰め込んだりとか、そういう方向性より、マップはそんなに広くなくてもいいから、初代みたいに部屋の電気付けたり消したりできるとか、タンス開けたり閉めたりできるとか、なんかそういう、ゲーム的にもストーリー的にも意味はないんだけど、ああ確かに世界がそこにあるのだなという奇妙な現実感を感じさせてくれる、そういう方面での世界とのインタラクションの密度を高める方向で頑張ってほしいなとか思います。
なんというか、オープンワールドじゃなくても、最近のタイトルは背景も非常に丁寧に作り込まれていて見た目は美しいんだけど、そこに何らかのインタラクトできる要素がないと、単に流れていく書き割りがリッチになっただけで、とってもさびしいんですよね。
バイオハザード1や2では、背景の色んなところに「調べると説明やキャラクターの感想が出るポイント」があって、直接に語られるストーリーとは別に、そういうリアクションがあることで没入間が高まるというか、よりその世界を感じることができたわけです。
あるいは、バイオ4のように、同じ本棚を調べてもレオンは「難しそうな本だ俺には読めん」であるのに対してエイダでは「かなり古い本ね。読んでいる暇はなさそうだけど」みたいなのが返ってきて、これまた、キャラクター像を補完するようになってるとか。
特にバイオ4で印象に残っているのが、チャプター5-4のセーブポイントの近くにある「うごめく袋」。サーモスコープで見ると温度があり、攻撃すると動かなくなるが、中身が何であるのかは分からないしゲームの進行上も特に意味がないんだけど、とにかく「ビビらせ要素」として強烈な印象があったことは間違いない。
ところが最近のリベ2やサイコブレイクでは、背景はもちろんバイオ4あたりとは比べ物にならないほどリッチになっているにもかかわらず、こういった要素がなくて、ほとんどはただ通り過ぎるだけというのがとても寂しい感じがある。特にサイコブレイクは壁に掲げられた絵画とか街中の映画のポスターやなんか、かなりのバリエーションがあって興味深いのに、とても勿体ないと感じた。
話がかなり脱線しましたが、初代シェンムーのオープンワールド性も、従来の「区切りマップを順番に」というところから解放されて「基本的に自由に好きなところへ行けるし、何をやってもいい」というシステム的なものもあったけど、毎朝イネさんから貰う小遣いだとか、それをガチャガチャで浪費したりだとか、街を歩く女の人をストーキングしてアパートの二階に上がってく所を階段の下から覗いたりだとか、部屋の一個一個がちゃんと作ってあってテンプレ使い回しがないとか、そういうどうしようもなく土着的なディティールの積み上げというのも非常に魅力的な要素としてあったと思います。
大げさに言えば、(当時) 最新のテクノロジーを用いてディティール豊かに再現された現実そっくりの世界で、スカート覗いたりガチャガチャ回したりというクソどうでもいいことに血道をあげるというその "意味のなさ" が世界に意味を与えていたのです。
突然現れた中国拳法の達人に父親を殺され、その仇討のために中国へ渡るなんていうのは現実のリアリティからは最も遠いフィクションの世界であって、我々のリアルは毎朝の通勤で前を走るババアの微妙に遅いチャリを追い越すに追い越せなくて軽くイラッと来たり、いつものコンビニで昼飯なんにしようかなと迷ったりしてるっていう「あまりにもしみったれた」ディティールの積み上げなわけです。
そういうわけで、予算規模的にも開発規模的にも、Fallout4 みたいなところに正面勝負を仕掛けても勝負にならないので、ハリウッド映画に対する小津映画のサザエさん感、というとちょっと上品に過ぎるかもしれないけれど、そういう感覚も忘れないでほしいなと思います。オープンワールドならぬオーヅーワールド。(ドヤ顔)
例えばさ、フィールドには犬が自律行動してて、骨とかやるとどっかへ走り去るんだけど、後を付けてくと裏の雑木林で穴掘って埋めてて、埋められた骨はちゃんとそこにあるし涼がそこから骨を掘り出すこともできるとか、あと犬がその辺でプリッとウンコすんだけど、そのウンコがちゃんとその場に残ってて、時間経過によって乾いて白くなったりとかさ、そいう「誰得」な作り込みとディティールがおれは見たいンだよ!
というわけで (どういうわけで)、現在形のオープンワールドの進化とはまた違った軸からの、ゲーム内におけるリアリティのネクストレベルをを見据えた記念碑となる作品になることを願ってやみませんが、インタビュー読むともしかするとホントに単に物語を展開するだけのアドベンチャーになる予感もしたりして、いろんな意味で今から完成が待ちきれない気分でございます。
青森県民が味噌汁代わりにカップラーメン食うだって……!?
青森県民 (正確には青森市民) が日本一インスタント麺食ってて、8年連続1位だというお話。
記事の中では
- 少ない人でも週4日。多いと1年365日欠かさず食べるという強者もいた
- 青森の働くお父さんたちの間では、カップ麺を味噌汁代わりにお弁当と一緒に食べるスタイルがかなり定番になっているようだ
というような話が書かれていますが、正直に申し上げて、青森生まれ青森育ち、イタコの婆さんはだいたい友達の僕としては「???」というまったく実感のわかない話でした。
実はウチの実家以外ではみんなガンガンカップラーメン食ってるのかもしれませんが、少なくともウチに限っては、僕を含め誰も週4カップラーメン食うやつなんていなかったですよ。
僕が実家にいたころは、袋麺いちばん食ってるのはオヤジだったと思いますが、それでも週2とかだったと思います。
二つ目の、味噌汁代わりに弁当と一緒に食うなんて言うのは、ウチのオヤジですらやってなかったし、聞いたことも見たこともありません。
記事では、インスタント麺をよく食べる理由について、「冬は雪のために買い物に出るのが大変なので、その時のために買い置きしてある」みたいなことが書いてあります。
確かに吹雪の日は買い物出るのはなかなか億劫です。そのため、特に冬場は、3~4日分くらいの食料を買い置きしておくっていうのは、確かにやってる。
ただ、生鮮食品の保存が難しかった明治昭和の話じゃなくて、今、平成っすよ!3~4日分の食材、別に冷蔵庫で普通にもつし、インスタント麺ばっか買うわけないじゃん!
あと「雪が降りしきるような冬の厳しい寒さの中で外に出られない時」って、これ完全にイメージだけで言ってると思う。出るの億劫だなーっていう吹雪の日はあるけど、「出られない」レベルのなんてほとんどありませんよ。
青森は公共交通機関が全く発達していないので完全に車社会、一家に一台どころか一人一台あたりまえ。通勤だって9割方の人が自家用車って世界ですよ。吹雪いたら除雪車出るし、関東と違って雪道の運転はみんな当たり前にできます。冷蔵庫の食材が足りなくなったら、普通に車で買い物に出ますって!
ただまあ、「もともと、塩分の強い保存食を好む土地柄がある。」というのはその通りだと思います。それは昔からの名残として、確かにある。漬物とか各家庭でばあさんが漬けるのとかデフォルトだと思うし、漬物モリモリ食う。
「青森にはB級グルメを生み出す土壌と、それを愛し、育む気質が根付いている。それがインスタントラーメン好きにもつながっている。」
というのは、外野から見るとB級グルメが目立って見えるというだけの話で、それって単に「話題作り」でやってるだけですからね。
青森県は魚介類の消費も全国トップクラスなんですが、地産地消だからか、いい魚が安く売ってるんですよ。魚に関して言えば関東の平均レベルよりだいぶうまいもん食ってます。あと野菜。ウチの実家もそうですけど、農家じゃなくてもけっこう自分ち用の畑もってて、自家栽培の野菜食ってるし、売ってるのも安いです。あと野山ばっかりだから、山菜がめちゃ採れる。タラの芽とか関東ではわりかし高級食材だし天然もののタラの芽の天ぷらなんてそこそこ高いお店に行かないと食べられませんが、青森では普通に家の裏の山でおとっつぁんが採ってきて、家でてんぷらにしてモリモリ食っています。
というわけで、B級グルメっつうとなんかジャンクな感じありますが、地味に青森県民は魚も野菜も素材レベルの高いもん食ってます。
ただ、いまさらそれをウリにしてもPRになんねえから、B級グルメっていうことで話題作りしてるんですよ。「十和田のバラ焼き」なんて、ここ最近急に言い出してるだけですからね。今でこそ県内の飲食店でも出すとこ増えましたが、僕が地元にいた頃はバラ焼きなんて全然有名でもソウルフードでもありませんでした。(ところで青森県民のソウルフードはねぶた漬けだと思う)
↑にあるように、元々は我々の爺さん世代がちょっと食ってたというだけで、長らく廃れてたのを、地域振興センターが、なんか町おこしの材料ないかっていうので無理やりリバイバルさせたものでして、正直我々世代にはまったく馴染みがないものです。(こないだ帰省した時に初めて食べたよ。)
ちなみに爺さん世代でも別段広く食べられていたものではなく、三沢の市場なんかに買いつけにきたおっさんとかが、帰りに君乃家食堂さんというとこで一杯ひっかけるときによく頼んでいた、というレベルなんだと聞いています。
というわけで、B級グルメを生み出す土壌と、それを愛し、育む気質は、別に全く根づいていないと思います。県外にアピールできるものが恐山と弘前城の桜くらいしかなくて観光客来ないから、必死でひねり出してるだけなんだよ!
ではなぜ消費量が多いのか?
以上のように、青森生まれ青森育ち、知らない奴はだいたい知らないの感覚として、それほどは食ってねえよ?ということを述べたわけですが、さりとて統計データとしては確かに消費量が一番多いということになっている。それは何故か。
元の記事では、日本一食べてるという論調ですが、データの出典を見ますと、「主要都市別インスタントラーメン購入量(1世帯当たり年間)」となっています。1世帯あたり購入量、はいここ注目です。
あくまで買った量でして、それを実際に食ったかどうかではない。
記事の最後の方に、「青森の母たちは、故郷を忘れないようにご当地インスタント麺を仕送りする事が多いのだという」と書いてありますが、ハイこれ。これですよ。
つまり、全国平均に比べて約1.3倍多い購入量、この約3割は、県外に住む子供や家族へ仕送りしている分だったんですよ!!
これを裏付ける自説としまして、「青森県民だいたい実家からバゴーン送ってもらってる説」を唱えさせていただきたいと思います。
バゴーンてなにそれ?という方が多いと思いますが、バゴーンとは、東洋水産 (マルちゃん) が東北および信州地方で限定販売しているカップ焼きそばです。
Wikipedia にもあるように、北海道ではわかめスープが中華スープになって、やきそば弁当という別ブランドで販売されています。
青森県民にとってはカップ焼きそばと言えばぺヤングではなくバゴーンなのであり、「BAGOOON!!」と叫ぶ柳沢信吾ちゃんのCMなのであります。
社会人等になって県外に出た県民がまず驚愕するのが、バゴーンが売ってないという事実であるとされています。(※当社調べ)
そして、「な、なぜ関東のカップ焼きそばにはわかめスープがついていないのだ…湯切りの湯で作るわかめスープがないなんて、侘しすぎる……!!」と軽いホームシックにかかった青森県民の9割は、実家にバゴーンの仕送りを要求すると言われています。(※当社調べ)
というわけで、青森県民はインスタント麺いっぱい買うけど、そのうちの数割は、県外にいる家族へ仕送りするバゴーンである、というのが事の真相なのではないかと、こう考える次第であります!! おれもさっそく久々にオカンにバゴーン送ってもらお!!
ただし、昔からの名残で漬物とか干物とかしょっぱいもんたべて、やたらと酒飲んで煙草もバカスカ吸うのは確かに青森県民(東北人)の習性だと思うので、脳卒中にはくれぐれも気を付けてほしいものだと思います。
Web東奥・連載[Dr.中路が語る県民の健康] 20120521
へば、まだな。(※それではまた、の意)
サイコブレイク DLC 第三弾
本編リリース前から情報の出ていた金庫男のDLCが発表されました。
ティザー映像を見る限り、ホーンテッドをブチ殺しているようですが、どういうことなんだろう?(笑)
あと、カットシーンもそうですが、プレイ中画面と思われるところを見ても、例の上下の黒帯がない!
TPS から FPS にしたことで設計を変更したのかな。(FPS であのアスペクト比だとツラすぎるとか?)
とりあえず、E3 のショウケースイベント前に金庫男DLCが発表になったということ、そして Bethesda Blog では "In the final DLC for The Evil Within’s DLC" とあるので、6/14 の発表は少なくとも DLC に関する発表じゃないだろうということが予想されます。
となると可能性は、続編の発表か、完全版的なものの発表か、といったところに絞られるわけで、若干ワクテカしてまいりました。
ザ・コンセクエンスを未だにクリアしてない (Chapter3まで……とにかく時間がねえ……) ので、27日までに終わらせて、次は景気よく肉叩きでホーンテッドを叩き殺していきたい感じです。
バイオのマーセみたいな、本編とは関係ない完全な別モードなのかなー。
そうすると、スコアアタックとか、タイムアタックとかあったりするのかなー。
減量
中川淳一郎さんが、年がら年中飲みつつ炭水化物もそこそこ食いつつつ体重をキープする食生活を記事にしていました。
写真みると、ご飯もの普通に食ってるし、毎回わりとしっかり食ってるじゃん!という第一印象があるんですが、写真の羅列を見るとそう感じるものの、実はこれ「一日二食」なんですねー! はっはあ、それはトータルカロリーはさほど高くないだろうて!
ということで、僕が最近記録をつけるために使っている ATEAM の「楽々カロリー管理」アプリを使いまして、中川さんの一週間の食事のカロリーを計算してみました。
アプリに入ってない品目とか、「ビールたくさん」みたいなとこの量は適当なのでまあ概算ですが、ざっと計算すると、
- 木曜:1830kcal
- 金曜:1432kcal
- 土曜:1563kcal
- 日曜:1542kcal
- 月曜:1555kcal
- 火曜:2037kcal (※ビーフカレー857kcalがデカい!)
- 水曜:1801kcal
となりまして、一日平均、1680kcal で食ってるという計算になりました。
週2でラーメン食って毎日ビール飲んでても、それ以外の食事が殆ど野菜やローカロリー中心、油っこいものはほとんど食わない、んで一日二食にすることで、トータルカロリーだいぶ抑えてる。
一週間の食事で、揚げ物はわずかにエビのガーリックフライが1つだけという……。
あとパン類もほぼ食ってない。これもわずかにガーリックトースト1つだけ。
あと、甘いもん一切食ってない。間食してもしょっぱいもん (プラス、ビールw)
40代で体重55kgの場合平均的な基礎代謝は 1226kcal となって、目安の1日の摂取カロリーは基礎代謝×10/7 で 1752kcal なので、一日平均 1680 kcal の摂取だと、そりゃ体重キープできるってわけです!
あと筋トレもして筋肉付けて基礎代謝上げてらっしゃるみたいなんで、それも大きいんでしょうね。
ただ、酒飲むときになんも食わんっていうのは、それはそれで体には悪そうな気はするんだけどどうなんだろう。肝臓強ければ問題ないのかな。おれの場合は飲み会は月イチあるかないかの頻度ですけど、行ったときはここぞとばかりに飲みかつ食うからなあ。食わないで飲むだけはちょっとマネできそうにない。(普段は週2くらいでビール500ml~1L飲む感じです。晩飯とは別なので、スルメとか齧りながら飲んでる)
なんとなくまとめると、
- 普段の食事はごはん茶碗一杯に、野菜類中心で、一日二食
- ラーメンとかスパゲティは普通に食ってる (でも油は少なめに、パスタもクリーム系はなし)
- 揚げ物類、脂っこいもの、甘いものは食わない
- ビールはガンガン飲む
というような感じでしょうか。
毎日味気なくサラダ中心とかで食ってるよりは、だいぶ食事の満足度は高そう。
ちょっとマネしてみっかなー。
ベセスダ E3 ショウケース
Spot All The Characters In Bethesda's E3 Invite - IGN
2ch のサイコブレイクスレに貼ってあったけど、IGN にベセスダが 2015/6/14 に開催する E3 ショウケースイベントの招待画像が掲載されていました。
ここで座席に座っているカード?を見ると、DOOM のサイバーデーモンなどにまじって、サイコブレイクのセバスチャン・カステヤノスさんがいるではありませんか!
これは当然にこのショウケースイベントでサイコブレイクに関する何らかの発表があるということでしょうが、以下のような発表が予想されますね。
- パンパカパーン!続編出します!サイコブレイク2!前作で残ってる謎も全部解明するよ!
- ジャジャーン!3つあるって予告してた DLC の第三弾を発表しまーす!
- ポーン!Game of the Year は取ってないけど GOTY Edition 的な完全版出しまーす!
世間的にはどうもクソゲー扱いっぽいけど (昨今はヘタレが多くて、工夫なしでゴリ押しだけでは難しい調整をクソゲーとかいう風潮あるけど)、個人的には動的なシャドウを生かした映像面の演出が大変に気に入っているので、1だと嬉しいですね。(サイコブレイクの映像と比べちゃうとリベ2は物足りねー物足りねー。プレイフィールは3倍くらい快適だけど……)
発売前に、海外向けのシーズンパスで予告されてた「金庫男」モードが確かにまだ出ていないので、DLC 第三弾なのかなあという予感も大いにしますが、一応は主役を据えた招待画像だからなあ。
期待して待ちたいと思います。
イエロー・マジック・オーケストラ
先々週くらいに軽く風邪をひいて喉を軽く炒めて、そいで鼻水も若干出るかなくらいで大したことねえやと思っていたところ、あんがいに長引いてしまい、結果、先週末くらいから急性の副鼻腔炎の感じになっています。
症状は、
- 目の下の頬あたりがあんだかぼってり感があるというか微妙にうずく感じ
- 頭が重い、というか軽く頭痛がしている
- あと歯っていうか歯茎が痛かゆい、かゆ、うま
- 鼻水はサラサラのは出ないんだけど、結構な頻度でバブルスライムみたいな完全に素性の悪い超ねばいやつが出てくる
- バブルスライムっていう風に婉曲的に書きましたけど、正直に言うと完全に痰とか膿の類だよ!!
- 最初は緑がかってたけど、最終的に「絶対に人体から出てはいけないレベルの黄色」が出てきまして、RGB で言ったら (255,255,0) で、何も知らずに見たらマンゴーペーストと勘違いするかもしれない。鼻をかむとティッシュが黄色に染まってとてもカラフル。
という感じで、インターネット調べによると典型的な副鼻腔炎の症状でございました。
副鼻腔炎を調べると、放っておくと大変なことになるって書いてあって大変なことにはなりたくないから治したいんだけど医者に行くと検査のために鼻の穴に針を刺すこともあるとかいう死ぬほど恐ろしいことがサラッと書いてあったりして鼻の粘膜に針は絶対刺されたくないので病院へは行けない。
これもまたインターネット調べによると、一応市販薬でも副鼻腔炎の薬あるっていうので、それをお買い求めになって、昨日から飲んでいます。漢方系で、おれ漢方系あんまし効かないんだよなーという先入観があったものの、たまたまそろそろ症状が治まってきたのか、薬が効いたのか、今日はマンゴーペーストは出てきていません。イエス!
ところでこのお薬、効能のとこにこういう風に書いてあるんですけど、
効能 体力中等度以上で、皮膚の色が浅黒く、ときに手足の裏に脂汗をかきやすく腹壁が緊張しているものの次の諸症:蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、にきび
"体力中等度以上で、皮膚の色が浅黒く、ときに手足の裏に脂汗をかきやすく腹壁が緊張しているもの" 限定でしか効かねえの? おれ皮膚の色浅黒くないし腹壁は緊張しているどころか弛緩しきってお恥ずかしい限りですが……と思ったんだけど、これは腺病体質というのを改善する漢方で、浅黒脂汗腹壁緊張というのはこの腺病体質の症状なのだそうです。
以上、全部インターネットで調べました。インターネット・イズ・便利。
あとベルエムピっていう名前、なんとなく便秘薬感があって、ちょっとどうかと思う。
「セッション!」に纏わる菊池さんと町山さんの評論合戦(?)について
町山さんにアンサーさせて頂きます(長文注意) - naruyoshi kikuchi INTERNET TROISIEME
菊池さんの映画「セッション!」評に端を発するこのやりとり。
長文ですが読む価値は十分にあると思います。
(3行にまとめてとかナメたブコメも散見されますが、読めばこれが3行にまとめられるような内容じゃない、言うなれば1時間の DJ Mix を3分にしてと言ってるのと同じレベルだということは分かるし、この程度の文章読めねえなら「とりあえず何か一言」言ってやろうとかゲスいいっちょかみ精神発揮すんなやと思いました)
町山さんはかつて権威に反逆しパイ投げする立場だったはずが、いつのまにか権威側になってきてない?感は確かに感じます。それは本人の意図とは別に、ネット上で過剰に神格化する外野の存在も大きい気がする。(そこがまさに菊池さんの言う「インターネットは無料の強烈なドラッグ」であり有害である点でもあろうか)
かつては紙の雑誌というものにとても権威があって、ウェブ媒体に書き散らされている文章なんて便所のラクガキ、という感じでしたが、正直その構造も崩れかかってて、紙の雑誌は続々休刊、もはや死にかけという状態でして、そういう状況も、町山さんの (もしかすると本人の意図とはかけ離れた) 権威化というものに一役買っている気がしなくもありません。キネ旬みたいな権威が、時代の変遷によって弱って行っちゃって、一方、ネット上で町山さん支持が多く、相対的に上がってきたというか。
実際に、菊池さんのもとに
以下、恥ずかしながらどんだけワタシに力が無いか披露させて頂きますれば、ワタシは、メールで直接「宇多丸さんの批評にお前なんか叶わない」「お前が1人で興奮して褒めてる<バードマン>だけど、「映画秘宝」じゃ、微妙扱いだぜ」と、知りもしない方から通達され(笑)、そして何せ「町山さんと言ってる事が違う(=だからお前は間違っている)」といったオッソろしい宣告まで受けまして(笑)同じTBSラジオで番組を持っている、同じラッパーである(ワタシは遥か後輩ですが)宇多丸氏とは、大変な支持量の差をあらゆる角度から嫌というほど知らしめられながら日々暮らしております(笑)
みたいのが来てるというの、映画秘宝が、ある時期から逆に一部では権威化し始めるという構図、秘宝がダメだって言ったからこの映画はダメ映画みたいな、結局それ自分の中に価値や判断の基準がなくて、外部の意見を自分の意見のように言ってるだけ、キネ旬のランキングに載ってる映画を無条件にいい映画と考えてるのと何も変わらんぜという。
こういうアホな外野が増えた結果、いつのまにか (特にウェブ上において) 権威化してしまったのかなっていう感じがあります。
ちなみに僕もかつては映画秘宝の熱心な読者で、「世間一般ではあまり評価されてないけど、この映画だってすげえおもしれえんだぜ!」という情報を与えてくれる存在、映画ライフのよきガイドブックでした。
この、「別の視点を提供してくれる」というところが大事なわけでありまして、まあ、底抜け映画とか、基本的に映画に愛を持ったうえで、色々頑張ったけど結果として底が抜けてしまった映画を愛を持って笑う (ゲームで言えばクソゲー愛好と同じ) というのは悪趣味ではあるけれど面白かったですが、その映画愛を持っての部分を忘れて、これは秘宝がワースト映画に上げてたからクソ映画ってしちゃうとそれは間違ってますよねという話でして。
なぜ読まなくなったかというと、社会人になって映画を見る時間が激減し、実際の映画は全然見に行けてないのに映画秘宝で映画についての情報ばっか入ってくるという状況が悲しくなって徐々に読まなくなったのでした。別に、面白くなくなったからとか、権威化に嫌気がさして、というわけではありません。
結局のところ一番いやなのは、こういう風に「批評」だけが盛り上がって、結局映画は誰も見てませんというのが最も不幸な形かと思いますので、見た結果が酷評であれ、映画を見る、見られるというのはうらやましいなあと思う次第であります。
本当であれば、おれだってこうやって批評合戦についてブコメつけたりブログ書いてるよりは、映画を見に行きたいんスよ!!(別に菊池さんや町山さんが暇人だと言っているわけではないので、念のため。)
だから時間に余裕のある若者とかはネットで「やー炎上だー」とかニヤニヤしてないで、映画を見に行ってはどうかな。それか、おれの代わりに毎日23時くらいまで仕事をして、土日は全力で家族サービスしてくれるならその間に僕が映画を見に行きたいです!をはり!